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プロテクションフィルム
プロテクションフィルムとカーラッピングの違いとは?
目次
プロテクションフィルムとは?
主に車体の保護を目的としたフィルムです。
昨今ではカラーPPFと呼ばれる色付きのプロテクションフィルムも登場しておりますが、基本的には無色透明もしくは艶消し透明仕上げのものがほとんどです。
スマートカーサービスでは、世界シェアNo.1のアメリカ XPEL社のプロテクションフィルムシリーズ、無色透明光沢仕上げの「ULTIMATE PLUS」、同じく無色透明ながら厚みのある「ULTIMATE PLUS10」、艶消し透明仕上げの「STEALTH」、ヘッドライトやウィンカー等に使用可能なスモーク仕上げの「SLATE SMOKE 50%」を使用しています。詳しくはhttps://protection-film.com/blog/what-is-xpel-ppf/をご覧ください。
カーラッピングとは?
カーラッピングに使用するフィルムは主に車両のイメージチェンジを目的としたフィルムです。
ホワイトやブラックなどの基本的なカラーのみならずメッキ調のカラーリング、カーボン柄や木目柄など豊富な種類が特徴です。
車体全体に貼り込むことで、お車を大幅にイメージチェンジすることが可能です。レーシングカーのボディのデザインなどもラッピングによるものです。
また、プリント可能なラッピングフィルムもあり、広告の貼り込まれたバスをイメージするとわかりやすいかと思います。
プロテクションフィルムとカーラッピングの違い
素材
プロテクションフィルムはポリウレタンと呼ばれる素材で作られており、引っ張り強度や弾力性に優れています。
身近なものではパソコン用のキーボードカバーや、絆創膏などに使われています。
ラッピングフィルムは塩ビ(塩化ビニル)と呼ばれる素材で作られており、PVCとも記されています。
身近なものではシャワーカーテンやテーブルクロスなどにPVC製のものがあります。また、意外と思われるかもしれませんが水道管等に使われるグレーのパイプ、いわゆる塩ビパイプも性質は異なりますが素材としては同じものです。
(塩ビパイプ画像引用元:https://www.eslontimes.com/system/category/93/)
厚み
プロテクションフィルムは厚みがポリウレタン部のみでおよそ150−200ミクロンあります。さらに糊面や表面コートなどが表裏に付加されているため、トータルでの厚みはそれ以上。
ラッピングフィルムはフィルムやメーカーごとに異なりますが80ミクロンから180ミクロンとなっています。ラッピングフィルムの場合、糊面、基材と呼ばれる着色部、表面コートを合わせて上記の厚みとなっています。
目的
冒頭に述べたように、プロテクションフィルムとカーラッピングでは目的が大幅に異なります。
プロテクションフィルムは車体を保護することを主目的としています。
ラッピングは車体のイメージチェンジや、車体への装飾が目的となっており、保護性能はほぼないに等しいと言ってもいいでしょう。
ですが昨今、カラープロテクションフィルムと呼ばれる色付きのプロテクションフィルムのラインナップも存在しており、車体のイメージチェンジと車体の保護が両立可能なものもあります。しかしスマートカーサービスで取り扱っているXPEL製プロテクションフィルムにはカラーラインナップがございませんので、申し訳ございませんが弊社ではお受けできません。
耐久性
プロテクションフィルムとカーラッピングの最も大きな違いと言っても過言ではないのが耐久性。
プロテクションフィルムは、車両のコンディションにもよりますがおよそ5年から10年ほどと言われております。
対してカーラッピングは、屋内保管やこまめな手入れを行なっていたとしても2年保つかどうか。
大きな耐久性の差があります。
なぜスマートカーサービスは「プロテクションフィルム専門店」なのか
弊社スマートカーサービス、創業以来プロテクションフィルムとコーティングを二本柱として現在に至っております。
他社様ではプロテクションフィルムとカーラッピングを両立している会社様もありますが、弊社では基本的にカーラッピングはお受けしておりません。
スマートカーサービスとしてカーラッピングをお受けしていない理由があるので何点かお話ししようと思います。
1.施工リスクが大き過ぎる
カーラッピングを車両全体にやパーツ単体で施工する際に、隅々までラッピングフィルムが貼り込まれていないと元々の地が見えてしまうため美観の観点からよろしくありません。
そういった事例を回避するため、車体のパーツを取り外して施工を行うケースがあります。車体のパーツの付け外しを行うということは、付け外しを行うパーツや車体の破損のリスクに繋がります。
また、ドアやフェンダーなどの主要な外板部品を留めているボルトやナットにはボディと同色の塗装が施されているケースが殆どです。そのようなボルトやナットは工具を当てる=ボルトやナットの付け外しを行うことで塗装が剥がれてしまいます。
自動車を売却される際に行われる査定において、当該部分のボルトやナットの塗装が剥がれている=フェンダーやドアなどの取り外しが行われた形跡がある=(仮にそうではないとしても)事故車と疑われる、という等式が残念ながら成立してしまいます。事故車というのは無事故車と比較して売却価格が大幅に下がるのは皆さんお分かりかと思います。つまり、自分好みのカラーの車を作ったのはいいけどあらぬ疑いをかけられた上に資産価値がガタ落ちになってしまう、という何ともやるせない状況が発生してしまいます。
2.フィルムが車体を傷めつけてしまう
冒頭でお話ししたように、プロテクションフィルムはポリウレタンでできておりラッピングフィルムはPVC(塩ビ)でできています。
PVCには可塑剤と呼ばれる、材料に柔軟性を与えたり加工性を上げるための物質が添加されています。
そのため同じ素材でできている塩ビパイプは硬いですが、ラッピングフィルムは柔軟性があります。
ですが・・・
この可塑剤が、年数を経るごとにラッピングフィルムから溶出してしまい車体を傷めつける原因なのです。
可塑剤が溶出すると何が起こる?
可塑剤が溶出することによりまずラッピングフィルム自体が硬化してしまい、パキパキにひび割れてしまいます。
さらにタチの悪いことに、溶出した可塑剤は車体の塗装と結合してしまうため硬化してパキパキにひび割れてしまったラッピングフィルムと塗装表面が結合してしまいます。
耐久年数を超えてしばらく貼っていたラッピングフィルムが非常に剥がしにくいのは上記のことが原因の一つです。
塗装が黄ばんでしまい二度と直らないダメージを与えてしまうケースや、よし剥がれた(ついでに塗装も)!なんてケースも・・・。
(画像引用元:https://creative311.com/?p=87830)
以上のことから弊社スマートカーサービスではカーラッピングは基本的にお受けしておりません。
ラッピングができることもある?
前述のように、弊社スマートカーサービスでは「基本的に」カーラッピングはお受けしておりませんが、プロテクションフィルムを施工させていただいた上で尚且つパーツの付け外しを要しないレベルのワンポイントでのラッピングはお受けすることが可能です。
例えばこちらのフェラーリ 458スペチアーレA https://protection-film.com/case/18544/ のようにストライプを付加するなどであれば、弊社スマートカーサービスにてワンストップで施工が可能です。
まとめ
今回はプロテクションフィルムとラッピングの違いについてお話ししました。
車体に貼り付けるという観点から似たようなものに見えますが、目的が大きく異なるのでどちらをセレクトするかが重要です。
スマートカーサービスは、プロテクションフィルム専門店として多数の施工実績とプロテクションフィルム施工に特化したファクトリーを備えておりますのできっとご満足いただけると思います。
プロテクションフィルムのお問い合わせは https://protection-film.com/contact/protectionfilm/ までぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事の著者
鈴木 豪之
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