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ヘッドライトフィルムの剥がし方は?流れや注意点、作業後のメンテナンスを解説
ヘッドライトの保護やドレスアップを目的に、ヘッドライトフィルムを施工するオーナー様は少なくありません。しかし、どんな製品でも長く使っているうちにいつか劣化してしまいます。
ヘッドライトフィルムは適切な手順を踏めば、DIYで剥がすことも可能です。本記事では、ヘッドライトフィルムの剥がし方や、貼り替えの見極めどきについて解説します。
目次
ヘッドライトフィルムを剥がす前に知っておきたいこと
ヘッドライトフィルムは、素材によって柔軟性や耐久性が異なります。フィルムの特性と劣化状態をよく把握し、剥がすべきタイミングを見極めることが重要です。
ヘッドライトフィルムの種類
ヘッドライトフィルムの材質は、主にTPU(熱可塑性ポリウレタン)とPVC(塩化ビニル)の2種類に分けられます。
TPUは優れた柔軟性と耐衝撃性を備えており、飛び石や擦り傷などの衝撃から愛車を守ります。また、自己修復機能を持つ製品も多く、撥水性・防汚性・紫外線カット性能にも優れています。
PVCのフィルムは製造コストが低く、比較的安価に施工できる点がメリットです。一方で、紫外線や熱による劣化が起こりやすいというデメリットがあります。また、伸縮性が乏しいため、施工時に強く引っ張ったり、十分な加熱処理が必要だったりと、作業難易度が高くなる傾向があります。
フィルムを剥がす前の確認ポイント
ヘッドライトフィルムは、製品によって10年近い耐用年数が設定されているケースもあります。
しかし、使用環境によって劣化スピードは異なるので注意が必要です。次のような症状が見られる場合は、フィルムを剥がすタイミングと判断してよいでしょう。
- フィルムが黄ばんでいる
- 表面にヒビ割れや浮きが出ている
- 透明感が失われ、光量が低下している
劣化したフィルムを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、光量不足などを理由に車検不適合になることもあります。また、ポルシェやミニのヘッドライトのフィルムを剥がす際はクリア層が剥がれやすいので慎重な作業が求められます。
ヘッドライトフィルムの剥がし方
ヘッドライトフィルムは、正しい手順を踏めばDIYでも剥がすことができます。ここでは、フィルムを剥がす際に便利な道具と、剥離後に残りやすい接着剤の取り除き方を解説します。
必要な道具を準備する
事前に道具を揃えておくことで、作業効率が上がります。以下の道具を用意しておきましょう。
- スチーマー、またはヒートガン
- ヘラ、もしくはプラスチックスクレーパー
- シリコンオフ(接着剤が残った場合に使用)
- マイクロファイバークロス
フィルムを温めて剥がしやすくする
ヘッドライトフィルムを温めると接着剤が柔らかくなり、剥がしやすくなります。スチーマーやヒートガンで40〜50℃程度の温風を当てながら、端からゆっくり剥がしましょう。ただし、50℃を超える熱風を当て続けると、フィルムが溶けたり、手をやけどしたりするおそれがあります。
端からゆっくり剥がす
貼ってあるフィルムは、折り返すように180°の方向へゆっくりと引っ張りながら剥がしていきます。真上に引き上げると破れてしまうことがあるので注意しましょう。
接着剤を除去する
フィルムを剥がした後、ヘッドライト表面に接着剤が残ることがあります。その場合は、マイクロファイバークロスにシリコンオフを少量含ませ、優しく擦り取るようにしましょう。
無理に削り取ろうとすると、レンズに傷が入る原因になるため慎重に作業してください。
フィルムを剥がす際の注意点
ヘッドライトフィルムをDIYで剥がす際、方法を誤るとレンズ表面に傷が入ったり、クリア層が一緒に剥がれてしまったりする可能性があります。
特に使用する道具は仕上がりを左右する重要な要素です。きれいに剥がすためにも、作業前に押さえておくべきポイントを確認しておきましょう。
金属ヘラ・カッターの使用を避ける
金属ヘラやカッターを使うと効率よくフィルムを剥がせるように思えますが、ヘッドライトの表面を傷つけてしまうおそれがあります。
必ずプラスチック製のヘラやスクレーパーなどを使い、レンズを傷つけないように剥がしましょう。
強い力で引っ張らない
フィルムを無理に引っ張って剥がすと、ヘッドライト表面に細かな傷が入ったり、クリア層が剥がれてしまったりするリスクがあります。
剥がしにくい場合は無理をせず、再度温めて接着剤を柔らかくしてから、ゆっくりと剥がしてください。
フィルムを剥がした後のメンテナンス
ヘッドライトフィルムを剥がした後は、ヘッドライトのメンテナンスをおすすめします。洗浄やコーティングなど、適切なケアを施すことでヘッドライトの劣化をある程度軽減できます。
ヘッドライトを洗浄・コーティングする
フィルムを剥がした後は、水とマイクロファイバークロスでヘッドライト表面をやさしく洗浄しましょう。このとき、中性洗剤を使うのも効果的です。
洗浄後はしっかり乾燥させ、ヘッドライトにコーティング剤を塗布しましょう。コーティング剤によっては脱脂作業が必要な場合もあるため、使用前に必ず説明書を確認してください。
新しいフィルムを貼るのは、表面が完全に乾いてから
ヘッドライトフィルムを新たに貼り付ける場合、ライト表面が完全に乾いていないと、水分や気泡が残り、フィルムの浮きや劣化につながるおそれがあります。
ただし、プロテクションフィルムは基本的に水貼り施工が前提となるため、専用の施工液などを使用して貼り付けます。
この記事の著者
筧 知也
元々家業がカーディテーリング/板金塗装/自動車販売を営んでおり13歳からカーディテーリングの仕事を手伝っていました。2024年時点でカーディテーリングの仕事をしているのは19年目になります。
当時から車を綺麗にする仕事に憧れ、車が綺麗になることの魅力を感じ、現在では株式会社スマート・カーサービスの代表としてプロテクションフィルムとセラミックコーティング施工会社を経営しております。
経験とノウハウを最大限に活用し、今後も沢山のお客様に車が綺麗になる喜びを届けて行きます。
