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セラミックコーティング
セラミックコーティングとは?
施工料金やメリットについて専門店が解説
目次
セラミックコーティングとは
セラミックコーティングは、車を外部からの塗装ダメージから保護するために外装に塗布するカーコーティングの一種です。
セラミックコーティングのコーティング剤はシリカ(SiO2)を主成分としていますが、保護力と耐久性を高めるために酸化チタン(TiO2)などの添加剤を含むこともあります。一般的にコーティング剤を手作業で外装に塗布し、乾燥させることでセラミック被膜を形成し塗装を強固に守ります。
セラミックコーティングが車を保護する仕組みは、セラミックの粒子が車の塗装のクリアコートの奥深くまで浸透し、粒子が塗装表面の微細な気孔に浸透することで車体塗装とコーティング剤が強く結合します。この物理的結合により塗装の上に層が形成され、高い耐久性を生み出します。
セラミックコーティングとガラスコーティングの違い
車を保護するための選択肢としてセラミックコーティングと同様にガラスコーティングを検討される方も多いでしょう。セラミックコーティングとガラスコーティング、どちらも車の保護性能を高め、光沢をもたらす特徴を持ちます。
ではセラミックコーティングとガラスコーティングにはどのような違いがあるのでしょうか。
実は「ガラス」や「セラミック」という成分があるわけではなく、セラミックコーティングもガラスコーティングも主成分は同じケイ素(SiO2)となります。そのため、成分の観点ではセラミックコーティングとガラスコーティングを厳密に切り分けることはできません。
化学的な違いでは、セラミックコーティングが車体の塗装面に浸透して化学結合・硬化するのに対し、ガラスコーティングは塗装表面のコーティング剤同士が結合することで硬化します。そのため一般的にセラミックコーティングの方がガラスコーティングに比べて耐久性が高く、耐薬品性にも優れていると言われています。
セラミックコーティングのメリット・デメリット
セラミックコーティングには施工するにあたって気をつけなければならないポイントがあります。本章ではメリットとデメリットをいくつかご紹介いたします。
メリット
ガラスコーティングよりも耐スクラッチ性能が高い
先述の通りセラミックコーティングは塗装面に浸透し結合レベルが高いため、一般的なガラスコーティングよりも耐久性が高い傾向にあります。また重ね塗りによってベースコート層に厚みを持たせることで硬度・耐久性を高めることもできます。これはセラミックコーティングの大きな特徴です。
耐薬品性能が高く、化学薬品に浸食されにくい
セラミックコーティングでは、塗装保護を目的としたベースコート層と撥水性と汚れの固着を防ぐことを目的としたトップコート層の2つを組み合わせて使用します。
ベースコート層は塗装面と結合し、見えにくいキズなどを埋めることで高い保護性能を発揮します。そしてベースコート層とトップコート層が結合することで、酸化・腐食・摩耗・UV・損傷に対して優れた耐性を持ちます。化学結合がされているため、耐薬品性能が高く酸性雨や鳥の糞、洗剤などの化学物質から車体を守ることができます。
被膜が厚いため持続年数も長い
ベースコート層は塗装の成分と化学結合するため、薬品によって落とすことはできず半永久的にコーティングを持続することができます。一方でセラミックコーティングは強固な厚い被膜を塗装面に形成するため、容易に剥がすことができないので注意が必要です。
デメリット
費用がガラスコーティングよりもかかる
セラミックコーティングは手作業により塗布されるため、スタッフの工数や熟練度を必要とします。そしてただコーティング剤を塗布するだけでなく、下地処理(ボディ研磨、ケミカル洗浄)を念入りに行うため、それだけ施工費用も高額になります。そのため費用は一般的なガラスコーティングよりもかかってしまう傾向があります。
飛び石や深いキズなどは防げない
日常レベルの傷や洗車傷といった小さいキズはセラミックコーティングで防げるものの、高速走行中の飛び石など強い衝撃に対しては防げない可能性があります。シミや傷を完璧に防ぐものではないことは頭に入れておきましょう。
定期的なメンテナンスが必要
セラミックコーティングは一度塗布すれば半永久的に効果が持続するわけではなく、定期的なメンテナンスが必要になります。メンテナンスを怠った場合、コーティングの特性が低下し始め、セラミックコーティングに汚れが蓄積しやすくなります。またコーティングの疎水性・撥水性が低下し水シミ(ウォータースポット)ができやすくなります。
そのため、スマート・カーサービスでは年1回のメンテナンスを推奨しています。
上記のデメリットを解決するカーコーティングの選択肢として、近年プロテクションフィルムが注目されています。プロテクションフィルムはセラミックコーティングよりも高い耐久性を兼ね備えており、軽い傷であれば自己修復する機能も持ち合わせています。
プロテクションフィルムについて気になる方はぜひ以下の記事もご参考ください。
https://protection-film.com/cwp/blog/what-is-protection-film
セラミックコーティングの価格・種類
セラミックコーティングの価格には、大きく分けて施工するコーティングの層数と車種によって決定されます。
スマート・カーサービスが提供するセラミックコーティングの料金は、施工するベースコート層(2層〜5層)と、車体のサイズ(SS〜3L)によって価格が決定します。
当然、施工する層数が増えるほど耐久性は向上しますが、その分コストもかかることを念頭に入れておくべきでしょう。以下は弊社が施工する際の料金表になっておりますので、ぜひこちらもご参考ください。
ベースコート層数 | 料金 |
2層 | ¥208,560〜 |
3層 | ¥256,960〜 |
4層 | ¥305,360〜 |
5層 | ¥350,900〜 |
セラミックコーティング施工店の選び方
取り扱うコーティング剤のメーカーを選ぶ
自動車用のセラミックコーティング剤を提供するメーカーはいくつかありますが、特にプロ向けのコーティング剤を扱うメーカーは限られています。代表的なメーカーだと3M、Ceramic Pro(セラミックプロ)、GTECHNIC(ジーテクニック)などが挙げられます。
セラミックコーティングといえどメーカーや製品によって効果は異なり、撥水性が高い性質のものや皮膜が厚いもの、刺激が強い化学物質への耐性が高いものなどさまざまです。
車の利用用途や管理環境によって最適なコーティング剤が変わってくるため、不安な方はショップに相談することをおすすめします。以下にセラミックプロ社が認定するショップのリストがございますので、お近くの施工店を探してみてはいかがでしょうか。
【Ceramic Pro】カーコーティング 認定施工プロショップ
https://ceramic-pro.jp/proshop-automobile/
どのような施工環境でコーティングを行っているか
セラミックコーティングはコーティングの定着率を上げるため、塗布の前に洗車や研磨の作業が必要になります。
洗車、ケミカルクリーニング、鉄粉除去、タール除去、拭き上げ、エアブロー、マスキング、ポリッシング、脱脂、コーティング剤塗布、そして乾燥というステップの過程で塵や鉄粉が入ってしまってはコーティングの効果が半減してしまいます。
コーティングを長持ちさせる上で防塵・防汚の対策が施された作業環境のショップを選ぶことが重要になりますので、設備や環境は事前にチェックすることを推奨します。
施工実績は十分か
セラミックコーティングは、スポンジを使ってコーティング剤を塗布します。
一度コーティング剤が硬化してしまうと薬品でも落とせなくなる為、パネルごとに分割してムラなく丁寧に塗布していきます。人が磨き上げていくため、熟度が浅いスタッフの場合、コーティングのムラができてしまったりする可能性があります。
また、施工する車種によっても難易度は異なります。特に車体に湾曲部分が多いポルシェ車は、高い熟練度を要します。セラミックコーティングを依頼する際は、ショップの施工実績やお持ちのクルマの施工事例があるかなどあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。
セラミックコーティングの施工事例
スマート・カーサービスはこれまでセラミックコーティングの施工を数多く実施してきました。以下に施工実績をご紹介いたします。
まとめ
本記事ではセラミックコーティングの機能や特徴についてご紹介しました。
成分や効果・費用についてさらに詳しく知りたい方は以下URLよりお問い合わせください。https://protection-film.com/cwp/contact/ceramiccoating/
この記事の著者
筧 知也
元々家業がカーディテーリング/板金塗装/自動車販売を営んでおり13歳からカーディテーリングの仕事を手伝っていました。2024年時点でカーディテーリングの仕事をしているのは19年目になります。
当時から車を綺麗にする仕事に憧れ、車が綺麗になることの魅力を感じ、現在では株式会社スマート・カーサービスの代表としてプロテクションフィルムとセラミックコーティング施工会社を経営しております。
経験とノウハウを最大限に活用し、今後も沢山のお客様に車が綺麗になる喜びを届けて行きます。
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