カーラッピング
クルマの色を変えるための塩化ビニール製のフィルムです
スマート・カーサービスでは、基本的にカーラッピング施工はお受けしていません。
このページ情報はカラープロテクションフィルムと比較していただくためにご提供しています。
カーラッピングとは?
カーラッピングは一部の富裕層の方たちが洋服を着替える感覚で始めそれが広まり現在にいたっています。富裕層の人たちは洋服を着替える感覚でクルマをラッピングします。年単位ではなく数か月単位です。もっとも洋服は毎日着替えますが、クルマの場合は、1年以内に他の色のカーラッピングを施工する、あるいは他のクルマに乗り換える。こんな感覚かと思います。
ラッピングの魅力は何といってもクルマの外装を一変させるということ。グロス(光沢)、マット(艶消し)、サテン、カーボン調、ブラッシュ調など、多彩な疑似素材が発売されていて選べるカラーのバリエーションも数えきれないほどあります。
クルマを自分が所有しているあいだはカーラッピングを利用して純正塗装では表現できな風合いや色に仕上げることができます。これがカーラッピング最大の魅力です。
またストライプやマーク、イラストなどをクルマに施して自分なりの個性や主張を愛車に表現することも可能です。自分のセンスでまるでキャンバスに絵を描くイメージでクルマに自在なデコレーションを施すできることが大きな魅力と言えます。
このようにカーラッピングはベースになる塗装はありふれた色でもカーラッピングの仕方で全く違った車に変身させることができるおしゃれな変身アイテムと言えます。
ラッピングを施している期間は短期間で
考える必要があります
(理由はのちほど)。
メーカー(3M社)発表のフィルム耐用
年数は 1年です。
カーラッピングの特長
(利点)

ボディカラーが
自在に変更できる
ポイントアクセントとして
ドレスアップが楽しめる
選べる色や素材感の
種類が
豊富にある
複雑なデザインにも
対応できる
多彩な疑似素材表現が
可能
(マット・グロス・サテン・
カーボン風・ブラッシュ調)
素材として柔軟性と伸縮性
があり剥離性が高いのであ
らゆる部分に施工できる
※ただし1年以内の使用に限る
ナイフレステープ(切断用ワイヤーが内蔵されカッター使用しないで済む粘着テープ)が使用できる 
フィルムがカッターで容易に切断できるので平らな部分は素人でもDIYで施工可能 
材料が安く手に入りやすい
(Amazonなどで数千円か
ら入手可能)
フィルム選択は、
カーラッピングか、
カラープロテクションフィルムか。
カーラッピングはもともと富裕層が愛車をデコレーションするために始めたものです。その種類は大変バラエティに富んでいていろいろな製品が選択できるのが魅力です。しかしその耐用期間はごく短期間です。※メーカー公表のフィルム耐用期間は1年です。これを過ぎてカーラッピングを施している期間が長期化すると
考えてもいなかった事態におちいる危険があります(詳細事例を後述)。
カーラッピングを使って自分の好みの色やメーカー純正設定のない色にクルマに仕上げられる。このことはクルマをデコレーションしたい人たちにとっては大変魅力的なことです。しかしカーラッピングのメーカーが公表しているフィルム耐用年数1年では短すぎます。施工費として、カーラッピングのフル施工には150~200万円前後のコストがかかります。このコストを洋服の着替え感覚で考えられる人は別にして、やはり一度の施工でフィルムは3年~5年耐用してほしいものです。

カーラッピング=塩化
ビニール(PVC)素材の弱点
WEBなどの情報でカーラッピングが3年耐用するような記述もありますがそれはあくまでクルマを屋内保管している場合です。
常時紫外線が当たり続ける青空駐車の場合は1年ももたないケースもあります。自宅車庫は屋内保管でも、たとえばゴルフなど昼間に紫外線が当たり続ける環境下にクルマを放置したりしていることが多い場合、3年も持たないケースが大半です。色あせ、ひび割れ、硬化、端が縮む・浮くが起きやすくなります。
特に面積が広く、日光を受けやすい屋根・ボンネットなどの劣化が早く進みます。また怖いのは、外観だけではわからないフィルム劣化が徐々に進行していることにあります。フィルムを剥がしたあとに「糊の跡」が残ることがあります。ラッピングには「エアフリー」と呼ばれる空気を抜きやすい溝のある粘着剤が使われています。フィルムを剥がしたあと糊の模様がクリア層に写ってしまっていることがあります。
経験値でお話しすると環境にもよりますが早ければ1年目で出ました。特に樹脂パーツに塗装がされているパーツです。"剥がせば元通り"と思っていても完全に戻らないリスクがあります。

カーラッピング(素材/塩化ビニール)の
問題点と危険性
考えてもいなかった事態が起こる
耐用年数が1年と短いため時間経過と共にフィルムが硬化して剥がせなくなります。
硬化する原因はフィルムに含まれる可塑剤が抜け出してしまうことで起こります。可塑剤とは、本来固い物質である塩化ビニール(PVC)に柔軟性を持たすように柔らかくする添加剤で、可塑剤は経年により気化または塗装に浸透するなどしてフィルム本体から抜け出していきます。このことでフィルムは元の塩化ビニール素材の硬い特性に戻り硬化してフィルムがカチカチ・パリパリ※になってきれいに剥がせなくなります。
塗装面や窓に貼ったステッカーが時間が経ってカチカチ・パリパリになってキレイに剥がせなくなった経験はありませんか。これと同じ現象です。さらに可塑剤が塗装に浸透した場合、樹脂を柔らかくする特性によって塗装を柔らかくし変質させてしまい塗装表面が変形して波打ってしまったり黄変してしまいます。
※塩化ビニールは水道パイプ等に使われている大変固い素材
カーラッピング施工のことを
知識として入れてから施工依頼するカーラッピングを隙間なく施工するためにドア、ボンネット、トランク、
などを外すとリセールバリューが落ちます。クルマ買取の現場では事故歴・修復歴を判断するときに各パーツ部分のボルトを外した形跡の有無を必ずチェックします。ドアやボンネット、トランクなどを一度脱着するとそれらを留めているボルト頭に工具による塗装剥がれが起こります。これがあった場合は過去の事故歴を疑います。他箇所の査定で事故歴でないことがわかってもボルトを触った形跡があるとオークションでの評価で留意事項に記載されます。これは「事故歴ではないが過去に何らかの事情でパーツを脱着したようだ」という注意喚起がなされます。
これによりオークションでの評価がさがるため、買取査定の評価額もさがることになります。
※ 脱着にともなう物理的な問題が起こります。
また、脱着作業が増えるほど次のようなリスクが増えます。
- クリップ折れ・ツメ破損などパーツ破損
- 組み戻し後にチリ(隙間)やツラ(面の高さ)が合わない
- 経年車だと特に、樹脂部品が硬化していて破損しやすい
※ 最新車両ではバンパーを脱着すると車間距離を測るセンサーが一度リセットされてしまい
チェックランプが点灯し故障に近い状態になるリスクがあります。※ 最新車両はセンサーが多く脱着リスクが高くなります。カメラ、レーダー、ソナーなど電気制御や安全装備が多いためパーツ脱着に繊細さが要求されます。脱着を「認証ディーラー以外」が行った場合、状況によっては新車保証の対象外になる可能性も否定できません。
※ フェラーリはバンパー脱着を行うと新車保証対象外となってしまいます。
カーラッピングを施工した状態での買取査定はできません。
カーラッピングを貼った状態でクルマの査定はできません。理由はフィルムを剥がさないと下地の状態が全く分からないからです。傷や塗装劣化を補う意図でカーラッピングが施されるケースもまれにあります。
カーラッピングは耐用年数を超えて使用すると剥がせなくなることが買取市場では広く浸透しており、「剥がしてから査定に持ってきてください」と言われてしまうことがほとんどです。
カーラッピングを剥がす際にも大きなコストがかかります。
施工時と同様にフィルムを剥がす際ドアやボンネット、トランクなどのパーツの脱着が必要になります。カーラッピング施工時にパーツを外して施工しているので必然的に部品外しをしないとフィルムは剥がせません。
その際ドアやボンネット、トランクなどを一旦外す必要がでてきて作業が大掛かりになってコストに跳ねかえってきます。
剥がす際に塗装を痛め高コストがかかる危険があります。
時間経過と共にフィルムが柔軟性を失っている場合単にフィルムを引っ張ることだけでは剥がすことができません。硬化してしまったフィルムをプラスチック製のヘラなどで除去することになり塗装クリア部分にどうしてもキズが入ります。この場合研磨してキズを消す必要がありコストがかかります。
さらに消しきれないキズが入った場合は再塗装する必要があり高コストはもちろんですが純正塗装ではなくなってしまうので査定価格が落ちます。剥がす作業で10日以上の日数と100万円以上のコストがかかったケースも報告されています。
カッター使用のリスクが存在します。
ラッピング施工ではフィルムを車体形状に合わせて「フィルムをカッターで切断する」工程が必ず発生します。対策としてナイフレステープをフィルムの下に仕込んでおくことで車表面でカッターを使う量を減らせます。これは非常に有効的ですが小さく細いパーツや複雑な段差、端の仕上げなどではどうしてもカッターを使わないとできない部分があります。
カーラッピングはプロテクションフィルムと違い素材が薄くカットしやすいのでプロテクションフィルムほどの危険性はありませんがカッター傷のリスクが一定程度存在します。
どれだけ注意してもカッターで塗装面を傷つけてしまうリスクは必ず潜んでいます。
このことから危険を回避し長期間(3年以上)色を変えたクルマに乗りたい場合は
カラープロテクションフィルム一択となります。
ではカラープロテクションフィルムとはどのような特性を持っているのでしょうか。










