プロテクションフィルム
プロテクションフィルムの耐久性(寿命)ってどれくらい?あらゆる角度から中の人が解説します。

プロテクションフィルムは高い耐久性を備えており、トップシェアの製品なら最大で10年近く使用できる場合もあります。ただし、フィルムの種類や管理環境によって寿命は大きく変動します。そこで本記事では、プロテクションフィルムの耐用年数の目安、施工による効果、さらに劣化を見抜くためのサインなどを詳しく解説します。
目次
プロテクションフィルムの耐用年数(寿命)の目安
プロテクションフィルムは製品や施工場所によって寿命が異なり、場合によっては10年近く維持できることもあります。しかし、外的要因を受けやすい箇所では寿命が短くなる傾向があるので注意が必要です。
ガラス面のプロテクションフィルムの耐用年数
ガラス面に施工するプロテクションフィルムの寿命は、一般的に1年~5年程度です。普段のクルマの使用方法や駐車環境などの外的要因の影響を受けやすく、状況次第で耐用年数が変動することが多いです。
塗装面のプロテクションフィルムの耐用年数
塗装面に施工するプロテクションフィルムの寿命は、3年~10年程度が目安です。ガラス面の施工と同様に外的要因の影響を受けるため、クルマの使用方法や駐車環境によっては劣化しやすくなる可能性があります。
ヘッドライトのプロテクションフィルムの耐用年数
ヘッドライトに施工するプロテクションフィルムは、通常3年から5年程度の寿命があります。一方で、メンテナンスや使い方次第では長持ちさせることも可能です。
プロテクションフィルムの耐用年数(寿命)が短くなる原因
プロテクションフィルムはクルマを保護する役割を担いますが、品質や種類、施工環境などの外的要因によって寿命が短くなることがあります。耐用年数を延ばすためには、適切な製品選びが欠かせません。
プロテクションフィルムの品質
品質が低いプロテクションフィルムは、耐用年数が短い傾向にあります。また、新興メーカーの製品では2~3年で張り替えが必要になるケースもあります。
一方、スマート・カーサービスで使用するXPEL社のプロテクションフィルムは耐用年数が約10年に設定されており、長期間に渡って効果が期待できます。
プロテクションフィルムの種類
フィルムの材質によって寿命は異なります。
TPU(熱可塑性ポリウレタン)製のフィルムは柔軟性と耐久性に優れ、長期間使用しても劣化しにくい傾向にあります。
一方、PVC(ポリ塩化ビニル)製のフィルムは紫外線のダメージが蓄積しやすいため、比較的早い段階から劣化の兆候が現れます。
| 特徴 | TPU製 | PVC製 |
|---|---|---|
| 寿命 | 通常5年~10年程度 | 通常3年~5年程度 |
| 耐久性 | 飛び石や擦り傷などの耐性に優れている。長期間に渡って保護できる。 | 耐久性は標準レベル。紫外線や経年劣化により損耗しやすいので要注意。 |
| 耐紫外線 | 屋外で管理していても変色しにくい。 | 紫外線に弱く、長期間の屋外駐車で変色や劣化しがち。 |
さらに、光沢のあるグロスタイプは表面が滑らかでメンテナンスしやすい一方、マットタイプは表面がザラザラして汚れが入りこみやすく、メンテナンスを怠ると劣化する可能性も高くなります。
| 特徴 | グロスタイプ | マットタイプ |
|---|---|---|
| 寿命 | 通常5〜10年程度※ | 通常3〜7年程度※ |
| 耐久性 | マットタイプよりも耐久性に優れ、長期間にわたって使用できる。 | 耐久性はあるもの、摩耗や変色に弱い傾向にある。 |
| 耐紫外線 | 比較的劣化しにくく、変色しにくい。 | 長く使っていると変色する可能性が高い |
| メンテナンス性 | 表面が滑らかで、メンテナンス性にも優れている。 | 表面がザラっとしているので汚れが付着しやすいので、やや手間がかかる。 |
※いずれも適切なメンテナンスや管理が行われた場合。
紫外線や温度などの環境条件
プロテクションフィルムは紫外線にさらされることで素材が硬化し、劣化が進む場合があります。紫外線に強いフィルムも存在しますが、効果を長持ちさせるためには屋内駐車や日陰での保管が推奨されます。
また、フィルムという特性上、直射日光や気温の変化によってダメージを受ける場合があります。とくに真夏の炎天下では、フィルム表面の膨張や伸縮が起こり、劣化を招きやすくなります。
飛び石などの物理的なダメージ
耐久性の高いプロテクションフィルムでも、物理的な衝撃で表面が削られると劣化の原因になります。飛び石でついた小さな傷でも蓄積すると、寿命を縮めるため注意が必要です。
洗車時の洗剤によるダメージ
洗車で使用する洗剤や化学薬品はフィルムの劣化を早める可能性があります。とくに高圧洗浄機やエアダスターの使用には注意が必要です。
施工業者の品質
施工技術が低い業者に依頼すると、施工直後からフィルムが剥がれたり、浮いたりすることがあります。
また、施工環境が悪ければ接着面にほこりや水分が入りこみ、フィルムの劣化を早める原因にもつながります。格安業者を選ぶとフィルムの性能が不十分な場合もあり、結果的に寿命が短くなる可能性があります。
【実例】プロテクションフィルムの効果
プロテクションフィルムは多くのオーナー様より支持を集めています。スマート・カーサービスに寄せられたオーナー様のエピソードを通じて、プロテクションフィルムの効果をご紹介します。
雹害から守ることができた
あるお客様で、残念ながら雹害に遭ってしまった方がいらっしゃいました。
フロントフルにて施工されていた方でした。
ルーフは見る影も無くボコボコだったそうですが、プロテクションフィルムを施工してあったフロント周りは無傷だったそうです。
もちろん程度にもよるので、一概に全て無傷で済むとは限りませんが、被害はかなり軽く済ませることができます。
お客様は、おクルマを買い替えられた後スマート・カーサービスに再びご来店いただき一言「フルで頼むわ。」
ありがとうございます。
鳥フン被害の対処が遅れるも塗装はノーダメージ
別のお客様は、ボンネットとリアウィングに鳥フン被害を受けてしまいました。
フロントフル施工済みでしたが、多忙により対処が遅れてしまったそうです。
対処した時には、リアウィングの塗装はもう手遅れだったそうですが、ボンネットはプロテクションフィルムの表面が少々侵食されたものの、剥がした後の塗装表面はノーダメージでした。
物理的打撃、強酸性物質からの保護に絶大な力を発揮します。
その他の例
上記のエピソードは一例に過ぎません。スマート・カーサービスで使用しているプロテクションフィルムには、その他にもさまざまな外的要因からの耐久性を備えています。
プロテクションフィルムを施工したクルマは、それだけで汚れにくくなります。ラッカースプレーなどによりボディに落書きをされてしまっても、シンナーで消すことができます。これがボディ地肌だったら…ああ、想像するだに恐ろしい。
プロテクションフィルムの劣化のサイン
プロテクションフィルムは経年劣化により、黄ばみや端部の浮き・剥がれ、ヒビ割れなどの症状が現れます。これらのサインを見逃さず、早めに貼り替えを検討することが愛車を美しく保つポイントです。
黄ばみや変色が発生している
黄ばみや変色が起きると、プロテクションフィルムの寿命が近づいている可能性が高いです。透明感を失ったフィルムは美観を損なうため、貼り替えを検討することをおすすめします。
端部に浮きや剥がれがある
浮きや剥がれが目立つようになると寿命が近づいているサインです。とくに角の部分や曲面部分に浮きが見られる場合は早急な対処が必要です。剥がれを放置すると塗装面に傷がつくおそれがあります。
ヒビ割れが発生している
フィルムが硬化してヒビ割れが発生するようになると、劣化がはじまっている可能性が高いです。ヒビから水分やほこりが入りこむと、フィルムが剥がれやすくなるので注意しましょう。
汚れが落ちにくくなっている
劣化したプロテクションフィルムは汚れが落ちにくくなり、表面がザラついてきます。見逃さないように、日ごろから状態をチェックしておくとよいでしょう。
プロテクションフィルムの耐久性を、より伸ばすためのメンテナンス
プロテクションフィルムを施工したとしても、完全なメンテナンスフリーになるわけではありません。未施工車と同様に、定期的な洗車は必須です。
洗車の際は手洗い洗車がおすすめではありますが、洗車機の使用も可能です。ただし、高圧洗浄機とエアダスターは使用において細心の注意が必要なことと、スピナーシャワーを使用した洗車機は端部の剥離が発生する可能性が高いため使用は厳禁です。

また、端部が剥がれてしまった場合、対処の難易度が高いため施工をお願いしたショップへ相談するとよいでしょう。場合によってはご自身で対応したことで保証が打ち切られてしまう可能性がございます。
なお、プロテクションフィルムの上にコーティングを施工することも可能ですが、その場合はプロテクションフィルム専用のコーティングを施工しますので、プロテクションフィルムの施工と同時に依頼するのがよいでしょう。プロテクションフィルムの上にさらにコーティングを施すことでより汚れがつきにくくなり、※疎水性も向上します。
※疎水性とは、撥水と親水の間のようなイメージで、撥水のように水を弾く性質を持ちつつ、親水のように水をまとめながら流す性質のことです。
プロテクションフィルム施工後のおクルマの取り扱い
プロテクションフィルム施工後に、特段おクルマのお手入れ方法が大きく変わることはなく、通常通りお使いいただいて問題ございません。
しかし、プロテクションフィルムの縁の部分に汚れが蓄積されてしまったり、端部が剥がれてしまったりすることがあるので1年ごとにメンテナンス&クリーニングをお勧めしています。 スマート・カーサービスでは施工部位とおクルマのサイズに応じて値段が変わりますので一度ご相談ください。
プロテクションフィルムの貼り替え時期の目安
XPEL社製プロテクションフィルムの貼り替え時期に関しては、保証が付与されていますので10年周期程度だと考えてよいでしょう。
万が一、プロテクションフィルムを剥がす必要が生じた際には、プロテクションフィルム施工に長けたショップへ剥がし作業を依頼しましょう。なお、スマート・カーサービスでは、施工料金の8%で剥離作業が可能です。
ご自分で剥がされる場合、たとえ高品質な世界ナンバーワンシェアのプロテクションフィルム「XPEL」のフィルムでも、車体の塗膜を剥がしてしまうリスクもあります。

プロテクションフィルムを施工することによるメリットとデメリット
では、プロテクションフィルムの施工にあたってのメリットとデメリットを解説します。
プロテクションフィルムのメリット
洗車傷が気にならない!?
トヨタの202 ブラック(ソリッドの黒)に施工したお客様から「洗車傷を気にする必要がなくなって嬉しい」と仰っていただいたことがありました。
そのお客様は、以前から黒いおクルマをお使いでしたが、洗車傷が多くなるたびに研磨を依頼しコーティングの繰り返しに飽きていたそうです。
上記のことから「もう、これが最後の黒いクルマだ、次買うクルマは傷の目立たないシルバーにする」と決めてスマート・カーサービスにてプロテクションフィルム施工をご依頼いただきました。
もちろんフル施工。おクルマをお納めして1ヶ月後にお客様より、冒頭のお話をいただき「これならやっぱり次もブラックにするよ、スマートさんよろしく」とありがたいお言葉をいただきました。
洗車傷が気にならなくなったのは、2つの理由があります。
1つは、傷の原因となるスポンジやブラシがボディに直接接触しないこと。トヨタに限らず、とくにソリッドのブラックは塗装表面が非常に柔らかく、わずかな擦過で傷がついてしまいます。
プロテクションフィルムを施工しておけば、物理的にボディへの直接接触はあり得ません。 2つ目は、プロテクションフィルムには薄傷の自己修復機能があること。スマート・カーサービスで使用しているXPEL社製プロテクションフィルムには、セルフヒーリング(自己修復機能)が備わっているため、擦過によってついた傷も、表面温度が60度ほどに達すると消えてしまいます。
資産価値を守れる
プロテクションフィルムを施工しておくことで、おクルマの資産としての価値を守ることができます。 まるでクルマを真空パックしたかのように新車時の状態をキープできるので、価値のある新車の塗装を保護することができます。
プロテクションフィルムのデメリット
他のボディ保護ソリューションと比較して高額
クルマのボディ外板を保護するソリューションには、ガラスコーティングやセラミックコーティング、ワックスなど多種多様ですが、プロテクションフィルムは各ソリューションの中でも飛び抜けて高額です。
しかし、高額なだけあり、保護性能はコーティング系やワックスとは比較にならない強度を備えています。 さらに、グロス仕上げのクルマならスマート・カーサービスで取り扱っているプロテクションフィルム「XPEL STEALTH(ステルス)」を使用することで、マットサテン仕上げにドレスアップもできます。

詳しくはこちらをチェック!
プロテクションフィルムの施工可能店舗が限定される
日本全国で見ても、プロテクションフィルムを施工できる店舗はそう多くはありません。東京に17ヶ所、自動車保有台数日本一の愛知県でわずか7ヶ所しかありません(どちらも、XPEL認定施工店の数)。
対してコーティングは、エネオスやアポロステーション(旧・昭和シェル&出光)などのガソリンスタンドや、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店、メルセデス ベンツやポルシェ、トヨタや日産などのカーディーラーなど、クルマに関わるショップならほとんどの場所で対応が可能です。

万が一のときの修理
不慮の事故などでプロテクションフィルムに損傷が生じた場合、フィルムそのものの修理はできず、貼り替えとなります。
スマート・カーサービスでは、初回施工はフロントフル、フロントフルプラス、フルカバーの各パッケージでのご案内となります。しかしながら、既存のお客様の万が一の際には部分施工にも対応いたしておりますのでご安心ください。
プロテクションフィルムの耐久性についてのまとめ
今回は、プロテクションフィルムの耐久性についてあらゆる切り口からお話ししました。初期投資は他の保護ソリューションと比較して高額になりますが、耐久性があるため長い目で見ると実はそこまで高くないということがお分かりいただけたかと思います。 施工をご検討中の方、もっとこれが知りたい、などありましたらお問い合わせはお気軽にLINEかメールにてお待ちいたしております。
この記事の著者

鈴木 豪之
