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プロテクションフィルム
【専門店が解説】ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工するメリットは?
目次
ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼る理由は?
ヘッドライトをはじめとする車体前部は、走行中における飛び石やキズの被害を最も受けやすい部分と言えるでしょう。
よく運転される方は、知らないうちにヘッドライトやフロントガラスに傷がついているという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
現在製造されているヘッドライトのほとんどはポリカーボネートと呼ばれる透明な樹脂素材が使われています。そしてヘッドライトレンズの表面にコーティングは施されているものの、紫外線などの外的要因によりレンズ自体の黄ばみが発生します。
ヘッドライトレンズへの黄ばみが発生すると美観の低下のみならず、ヘッドライトの光量の低下による夜間走行の安全性への支障が発生したり、黄変の度合いによっては車検が通らなくなる事例も発生しています。
また、旧車やクラシックカー、ネオクラと呼ばれる世代の車ではヘッドライトレンズがガラス製のものが多く存在するため、万が一の飛び石等の飛来物でヘッドライトレンズが破損するリスクもあります。
ガラス製のヘッドライトレンズはポリカーボネート製の物よりも非常に高価であり、交換しようにも部品が存在していないケースや、あるいはその希少性からたとえ中古品であろうと新品価格を大幅に超えるような高額になる場合もあります。
破損におけるヘッドライト交換などの高額な出費がかかるリスクを抑え、愛車を美しい状態で長くお乗りに乗りたい方にとってヘッドライトへのプロテクションフィルム施工は理想的な選択肢といえるでしょう。
ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼るメリットは?
ではヘッドライトにプロテクションフィルムを施工する上で具体的なメリットをいくつかご紹介します。
耐久性の向上
ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼る最も大きなメリットとしては、ヘッドライトの耐久性向上が挙げられます。
特に高速道路やサーキットでは、お互いの車両が高速で移動しているので、飛び石が当たると車両へのダメージは大きくなります。 また前方に車両がいる限り絶対的な対処方法はなく、損害賠償を請求することも難しいため、愛車を守るためにはご自身で車体を保護する必要があります。
最悪の場合、ヘッドライトにクラック(ひび割れ)を起こすとヘッドライトを交換しなければならないため、非常に高額な出費になる場合もあります。
プロテクションフィルムは厚さ約150μ(ミクロン)のフィルムをヘッドライトに直接貼り付けるため、飛び石やクラックのリスクを大幅に抑えることが可能になります。
ヘッドライトの黄ばみ防止
ヘッドライトの黄ばみを作る最大の原因は紫外線による影響です。
上記画像のような黄ばんでいるヘッドライトを見かけることもあるのではないでしょうか。
ポリカーボネート製ヘッドライトを保護するために塗られているコーティング層は、紫外線によって変質し黄ばみや曇りを発生させてしまいます。
プロテクションフィルムはフィルム自体が紫外線を約95%カットできるため、ヘッドライトの黄ばみや経年劣化から防ぎます。またプロテクションフィルムはポリウレタン素材で透明度も高く、黄変しにくい特性があるため、美観を保ったまま車体を長期間保護することができます。
特に屋外で車両保管をされている方やサーキットを走行される方は、ヘッドライトへのプロテクションフィルム施工を推奨しています。
ヘッドライトは車体の保管状況によって大きく左右されるため、屋外で車体管理されている方は紫外線の影響を受けやすく黄ばみや劣化の進行が早くなります。
またサーキットを走行される方は飛び石をはじめとするキズのリスクが高くなるため、事前にプロテクションフィルムを施工した上で走行されると愛車の資産価値を長く守れるでしょう。
プロテクションフィルムについてはこちらの記事でも詳しく解説しております。気になる方はぜひご一読ください。
https://protection-film.com/cwp/blog/what-is-protection-film/
ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼っても車検は通る?
ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工した場合、車検に通るか疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、透明なプロテクションフィルムであれば、問題なく車検は通るでしょう。一方でスモークのプロテクションフィルムをヘッドライトに施工している場合、車検を通らない場合もあるため注意が必要です。
前提として、車検においてヘッドライトが検査されるポイントは、
①光度 :6,400〜430,000cd(カンデラ、光の強さを指す)
②色味:4,000~6,000K(ケルビン、光の色味を指す)
③光軸(カットライン)
の3点があります。
国土交通省が定めるヘッドライト(前照灯)の車検における基準は以下のように表記があります。
以下 国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2023.1.4】〈第三節〉第120条より抜粋三 走行用前照灯の灯光の色は、白色であること。
四 走行用前照灯は、灯器が損傷し又はレンズ面が著しく汚損していないこと。
五 走行用前照灯は、レンズ取付部に緩み、がた等がないこと。
上記を踏まえて解釈すると、白色で破損がなく一定基準以上の明るさをもったヘッドライトが車検で問題なく通過するラインだと言えるでしょう。
近年はスモークタイプのプロテクションフィルムも各メーカーから発売されており、ヘッドライトのイメチェン目的で施工するという方も増えております。そういった方の場合、国土交通省のガイドラインから外れる可能性があるため、車検に通過できない可能性があります。
例えば光度の高いLEDヘッドライトやバイキセノンヘッドライトを搭載している車両であれば、スモークのヘッドライトプロテクションフィルムを搭載していても車検に通る可能性はあるかもしれません。
一方でハロゲンヘッドライトにスモークのプロテクションフィルムを施工した状態で車検を通すのは難しいと言われています。
とはいえプロテクションフィルムの色味やヘッドライトの種類によって大きく異なるため、一概に判断することは難しいでしょう。不安な方は透明のプロテクションフィルムを施工するか、車検前にテスター屋さんで調査することをおすすめします。
スマート・カーサービスが取り扱うXPEL社製のプロテクションフィルムは透明なフィルムをヘッドライト部分に施工するので、車検にも問題なく通過することができます。
ヘッドライトのプロテクションフィルム施工方法
ヘッドライトのプロテクションフィルム施工方法には、大きく分けて2つの種類があります。1つは自分でプロテクションフィルムを購入し貼り付ける方法と、もう1つは施工店に依頼する選択肢があります。以下ではそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
プロテクションフィルムを自分で貼り付ける
コストを抑えてヘッドライトにプロテクションフィルムを搭載したい場合、いわゆるDIYで貼り付ける方法があります。
自分自身でプロテクションフィルムを選択・購入し貼り付けるため、ヘッドライトのサイズに合わせたプロテクションフィルムの購入が必要になります。また対象車種とプロテクションフィルムのサイズが合わない場合は、ご自身でプロテクションフィルムをヘッドライトのサイズに型取り・切り抜く必要が出てきます。ヘッドライトの湾曲が強い車種の場合、型取りだけでも難易度はかなり高くなります。
またプロテクションフィルムを貼り付ける段階では施工液で濡らした後に貼り付けたあと、ゴムヘラを使って塗装表面とフィルムに入った空気と水分を優しく押し出して貼り付けていきます。
特に丸みを帯びたヘッドライトでしっかりフィルムを貼り付けていく場合は、フィルムを伸ばしたりヒートガンなどで熱を加えながら貼り進める必要があるため、DIY慣れしていない方がムラなく施工するのは至難の技といえます。
またDIYによってプロテクションフィルムを搭載できたとしても、ムラやシワがある状態で貼り付けると美観を損ねることなりますし、しっかりと貼り付けができていない場合、プロテクションフィルムの効果を最大限引き出すことができない可能性もあります。
カーディティーリング専門店に依頼する
プロテクションフィルムの効果を最大限引き出したい場合、カーディティーリング専門店に依頼することで希望が叶います。 専門店に依頼することでムラ・シワなくプロテクションフィルムを施工することはできますが、DIYに比べて費用がかかってしまうことは念頭に入れておきましょう。
カーディティーリング専門店の中でも、プロテクションフィルム施工には大きく分けて2つの施工方法があります。それはプレカットされたプロテクションフィルムを貼り付ける方法と、そうではない方法の2種類です。
プレカットとは、文字通り事前に断裁されたプロテクションフィルムを車体パーツに貼り付けていく方法です。
例えばプロテクションフィルムメーカーであるXPEL社では、Design Access Program(DAP)とよばれる、車種・グレードごとに用意されたプロテクションフィルムのカットパターンデータを展開しています。カットパターンデータは10万車種以上にのぼり、グレードによる形状の違いはもちろん、コーナーセンサーやカメラの有無などの違いもすべてデータ化されて、全世界に共有されています。
車体のパーツに合わせてカットされているプロテクションフィルムを貼り付けるため、仕上がり時の見た目もよく、仕上がりまでの時間も短縮されるため、結果的にコストの削減にもつながります。
一方でプレカットではない場合のプロテクションフィルム施工は、一度プロテクションフィルムを車体に貼り付けた後、カッターで不要なフィルムを切り取っていく方法です。こちらの場合はカッターを使用するため、担当者のミスによって車体にカッターのキズが入るリスクがあります。
スマート・カーサービスではXPEL社の提供するDAPを採用し、技術力をもった専門施工技術者(フィルムインストーラー)のみプロテクションフィルムを施工しています。そのため高い完成度でプロテクションフィルムを車両に施すことができます。
ヘッドライトプロテクションフィルムの施工事例
スマート・カーサービスでは創業以来、ヘッドライトのプロテクションフィルム施工も多く実施してきております。高い技術力が必要とされるヘッドライトのプロテクションフィルム施工の一部を以下にご紹介いたします。
まとめ
車の塗装を保護する最良の方法をお探しなら、プロテクションフィルムが最適な選択です。プロテクションフィルムは車の美観を損なうことなく、日常の損傷から保護し、あなたの愛車を長期間にわたって新品のような状態に保ちます。車のプロテクションフィルムに関する詳細情報や施工については、お気軽にスマート・カーサービスまでお問い合わせください。
この記事の著者
筧 知也
元々家業がカーディテーリング/板金塗装/自動車販売を営んでおり13歳からカーディテーリングの仕事を手伝っていました。2024年時点でカーディテーリングの仕事をしているのは19年目になります。
当時から車を綺麗にする仕事に憧れ、車が綺麗になることの魅力を感じ、現在では株式会社スマート・カーサービスの代表としてプロテクションフィルムとセラミックコーティング施工会社を経営しております。
経験とノウハウを最大限に活用し、今後も沢山のお客様に車が綺麗になる喜びを届けて行きます。
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