ホイールコーティングとは

ホイールコーティングとはホイールの汚れや劣化を防ぎ、綺麗に保つためのカーコーティングの一種です。

ホイールの汚れはさまざまな理由により生じます。雨や波風といった自然環境がホイールの錆や劣化をもたらすこともありますし、走行時にブレーキダストが付着することによってホイールが黒く汚れることもあります。

特にブレーキダストは放置すると落としづらくなります。その理由はホイールは走行時地面に近い距離でかなり高温にさらされますので、ブレーキパッドからでた鉄粉がホールに突き刺さるように付着します。走行後のホイールを放置したままにしておくと、完全に焼きついたような物が付着していたり、錆びた物が付着していたり、油系の物が付着していたりと、実に様々な物質が付着しています。

一度ホイールに錆がついてしまったりブレーキダストがこびりついてしまうと、落とすための強力な洗剤が必要だったり、最悪の場合には完全に汚れを落とすことができない状態に陥ってしまいます。結果としてホイールの交換が必要になると高額な出費にも繋がるため、愛車を良い状態で保ち続けたいとお考えの方は、ホイールコーティングを視野に入れるべきでしょう。

ホイールコーティングのメリット・デメリット

メリット

ホイールコーティングを行うことのメリットは、前述の汚れが付着するリスクを抑えることの他にもメリットがあります。ここでは4つメリットをご紹介します。

錆・汚れ付着の防止

海の近くに住んでいる人は海風の影響を受けやすいですし、雪が頻繁に降る地域に住んでいる人は融雪剤の影響で塩害のリスクが大きくなります。そういった錆や汚れから保護するためにホイールコーティングは効果を発揮します。

コーティングには撥水性と撥塵性があるため、ホイールの隙間やラグナットの部分に水や汚れが溜まりやすく、表面に付着しやすい場所での錆の発生を防ぐことができます。

耐久性と耐熱性の向上

ホイールはタイヤの次に路面に近く、走行中は常に高温な状態となります。特にサーキットのような環境であれば、ブレーキローターの最高温度は700℃〜800℃になることもあります。当然ブレーキダストも非常に高温になるため、ブレーキダストによるダメージからホイールを保護するためにホイールコーティングは必要不可欠です。

セラミックによるホイールコーティングが施されていれば、最大1800℃での高温下でもホイールを保護し、熱による塗装の剥離を防ぎます。

外観の向上

セラミックまたはガラスによるコーティングを施すことで、ホイールに光沢をもたらすことができます。またホイールコーティングをしておけば付着した汚れも落ちやすくなるため、特別な洗剤を使わなくても洗うだけでホイール本来の輝きを取り戻すことができます。

洗車時の負担が減る

コーティングの撥水性のおかげで、汚れが付着しにくく固着するのを防いで洗車時に落としやすくします。そのため、ホイールの汚れや水垢、ブレーキダスト、特に隙間や内側表面の汚れを洗車によって簡単に取り除くことができます。頑固な汚れであっても、濡れたマイクロファイバーで拭くだけで簡単に取り除くことができ、いつでも綺麗な状態に戻すことができます。

デメリット

ホイールコーティングによるデメリットも2つ紹介いたします。

メンテナンスが必要

コーティングは耐久性がありますが、永久的なものではありません。表面に付着する水垢などによって効果が減少する為、定期的なメンテナンスや再コーティングが必要になる場合があります。

ホイールが汚れた状態でそのまま放置しているとコーティング被膜が劣化してしまいます。コーティングが劣化する前に洗浄することでコーティング被膜にダメージを与えるのを防ぐことが出来るため、メンテナンスによってコーティングの寿命を延ばすことに繋がります。

施工品質のばらつきがある

コーティングの品質は施工する業者の技術に大きく依存します。
というのもホイールコーティングは一般的にコーティング剤を手作業で外装に塗布し、乾燥させることでセラミック被膜を形成し塗装を強固に守ります。

そのため経験豊富なプロフェッショナルによる施工でないと、仕上がりにムラが出たり、期待した効果が得られない可能性があります。

結局ホイールコーティングは必要なのか？

必ずしも全ての車がホイールコーティングを実施すべきとは言い切れません。

お持ちの車種や日々の利用環境、あるいは管理する環境によって大きく異なるため、一概にホイールコーティングをすべきとは言えないのです。そこでスマート・カーサービスがホイールコーティングを特に推奨している方の特徴を以下に記しました。

サーキット走行をされる方

サーキットは一般道よりも高い速度域で走るため、通常よりもブレーキパッドに負担がかかりブレーキダストも多く出ます。またブレーキパッド周辺温度もかなり高温になるため、熱せられたブレーキダストがホイールに付着します。

その結果、サーキット走行直後のホイールを見るとブレーキダストの汚れで真っ黒になっているケースも少なくありません。

走行後すぐに洗浄できれば良いのですが、なかなかすぐできない方も多いのではないでしょうか。そんな方はサーキット走行する前にホイールコーティングを実施しておくことを推奨しております。

輸入車にお乗りの方

国産車と違い、輸入車はブレーキダストの付着が顕著と言われています。

その理由は、国産車は日本での利用を想定し法定最高速が120km/hと低くブレーキパッドに比べて制動能性が抑制されているためです。その結果ディスクローターとブレーキパッドの削りカスも出にくくなるので、国産車はブレーキダストも発生・付着しにくいと言われます。

一方で輸入車（特に欧州車）はアウトバーンを代表する速度域が高い道路で走ることを想定しているため、高速域から強めのブレーキがかかる高性能なブレーキパッドを搭載しています。これらのブレーキパッドは通常、制動性能や耐熱性を高めるために金属やセラミックの成分を含んでいます。このような材質のブレーキパッドは、制動時に金属粉や微粒子を発生させ、これがブレーキダストとなりホイールに付着しやすくなります。

ポルシェやBMWといった欧州車にお乗りの方は、なるべく新車に近い綺麗な状態からホイールコーティングを施工することをおすすめしております。

ホイールコーティングの種類・価格について

ホイールコーティングを施工するにあたって、あらかじめ把握しておくべきコーティングの種類や施工方法をいくつかご紹介します。

コーティング剤を選ぶ

ホイールコーティングを実施するにあたって、コーティング剤を選ぶところから始まります。大きく分けるとセラミックコーティングかガラスコーティングからどちらかを選ぶのですが、結論からお伝えすると高い保護機能を求める方はセラミックのコーティング剤をおすすめします。

セラミックコーティングとガラスコーティングの違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しておりますので、気になる方はぜひご一読ください。

ガラスコーティング剤を市販で購入する場合、金額は50mlあたり¥3,000〜¥6,000の範囲で購入することができるでしょう。一方でセラミックコーティング剤を市販で購入する場合、50mlあたり高価なものだと¥20,000程度の予算が必要になる場合があります。

スマート・カーサービスでは世界80カ国以上で施工されているCeramic Pro（セラミックプロ）のコーティング剤を利用してホイールコーティングを実施しています。

自分でコーティングするか、専門店にコーティングを依頼するか

ホイールコーティング剤をご自身で購入し塗布する方法でコーティングを行う方もいます。

ホイールをあらかじめ洗浄した上で、コーティング剤を塗布すればコストも最小限で抑えることができます。一方でホイール特有の複雑な形状に対して施工するための正確な施工技術や、化学薬品を取り扱うためのコーティングの知識が必要です。

不慣れな場合、塗布のムラや塗装漏れが起きる可能性があります。コーティングのムラができてしまうと、せっかくのメリットである外観（美観）を損ねてしまうため、ご自身で行う場合は非常に高い難易度が求められるでしょう。

セラミックでのホイールコーティングをお求めの方は、以下のURLにセラミックプロが指定するカーコーティング認定施工プロショップが地域別に紹介されています。

お近くのコーティングショップを探してみてはいかがでしょうか。https://ceramic-pro.jp/proshop-automobile/

ホイールコーティングの施工事例

スマート・カーサービスではホイールコーティングの施工プランをご用意しております。
弊社ではボディコーティングを希望される方に同時に施工することをおすすめしています。
以下にスマート・カーサービスで実施したホイールコーティングの事例をご紹介いたします。

まとめ

本記事ではホイールコーティングの特徴やメリットについて紹介しました。
詳しい効果や料金ついて、気になる方は個別でご相談も受け付けております。

無料ご相談をご希望の方は、以下よりお問い合わせください。
https://protection-film.com/cwp/contact/carcare/