Case study

車種

  • レクサス

施工種別

  • セラミックコーティング
2022.04.02 | レクサス NX300h

レクサス NX 300hにセラミックコーティングを施工しました

レクサス(LEXUS) NX 300h に、Ceramic Pro(セラミックプロ)4レイヤーのご注文を頂き、実施をしました。

 

↓ こちらが施工前の車体の表面です。

 

 

3年前に、ディーラー様でコーティング施工を行っている屋内保管車両でしたので比較的に綺麗な状態を保っておりました。

 

しかし、パネル間の溝やエンブレム周りには汚れが固着し、

 

 

塗装表面には酸性雨による酸性物質、水道水によるカルキ汚れ、線傷がついておりました。

 

 

こちらのレクサスを、新車時以上の輝きと艶のある強固な車両に仕上げていきます。

 

 

まず、施工前に細部 「エンブレム付近やヘッドライト周辺・パネルの間・タイヤハウス」の洗浄を念入りに行います。

 

 

ケルヒャー高圧洗浄機で細部に詰まった汚れをかきだしていき、専用シャンプーで優しくボディーを洗っていきます。

 

 

さらに細部(ドア内ヒンジ等)の洗浄も、くまなく洗っていきます。

 

 

特殊な溶剤を使用して細部の汚れはもちろん、グリスなどの油汚れも除去していきます。ドアの内側は普段気にしない箇所ですが、よく見てみると汚れの蓄積状態になっております。

 

レクサス車の特徴的なグリルも汚れの蓄積状態となりやすく、

 

 

水道水によるカルキの白い汚れやグリスの油にこびり付いた泥汚れなど、また自分では安易に取り除くことが出来ない汚れを完全に取り除かさせて頂きました。

 

次に、「鉄粉除去」の作業に入ります。

 

自動車を使用する中で、必ず付いてしまうもの… それは鉄粉です。

 

走行している車両の近くで駐車をしていれば、ブレーキダストが塗装面に付着しやがて固着⇒鉄粉となります。

 

鉄粉がついていると塗装面に異物が残っている状態となり、コーティングの定着率が半減しますので塗装面全体的に除去を行っていきます。

 

 

塗装面の油膜と鉄粉を完全に取り除くことが、コーティング性能を引き出すために大変重要な作業となります。

 

塗装面の汚れや異物を完全に除去した状態で研磨作業を行います。

 

プラスチックパーツやガラス部にポリッシャーが当たらないように、丁寧にマスキングで保護してボディーを磨いていきます。

 

LEXUS NXのボディは美しい造形から、うまくポリッシャーを当てていくのが腕の見せ所… 形状の一番小さなポリッシャーで丁寧に磨きをかけていきました。

 

 

塗装面が傷んでいることによって、光沢や艶が引けてしまい見栄えが良くありません。

研磨作業で新車のような光沢に戻しました。

 

下地処理&研磨作業を終えたら、続いてセラミックプロの施工に入ります。

 

セラミックプロの塗布は硬化すると再度、磨きをかけないと落とせなくなる為に、塗布ムラは厳禁!素早く的確に作業を進めていくために、作業用のカートへの準備は欠かせません。

 

 

まず第一工程は、塗装とコーティング被膜の密着性を高める為の定着剤「ナノプライマー」をポリッシャーを使って塗装面全体に塗り込んでいきます。

 

 

1時間乾燥させてから、次はコーティング剤「Ceramic Pro 9H 」を1パネル毎にスポンジを使って塗布していきます。

 

 

前述の通り、セラミックプロ9Hの塗布には充分気を付けなければなりませんので… 一気に全体に塗っていくことができず、パネルごとに分割してムラなく丁寧に塗布していきます。

 

 

照度と色味の変更できるライトを当てながらムラをチェックして完璧に拭きあげます。

 

この作業に多くの時間を掛けていくために通常のガラスコーティングとは倍以上の時間がかかります。

( 独特の臭気があり、専用フィルター付きのマスクを着けています。)

 

 

ミラーの隙間など細かな箇所にも施工していきますが、細部への施工が一番の難所かもしれません…

施工液が隙間に入り込んでムラにならない為に、丁寧に拭きとり作業を進めていきます。

 

 

 

セラミックプロ9Hはウインドウガラス以外の塗装、プラスチック、メッキ部にも施工できますので付属パーツほとんどの部分に施工できます。

 

上記の「塗り込み⇒拭きあげ⇒確認」で、一層目が完成します。

 

一層目ができてから、二層目の作業までは一時間の乾燥が必要ですが、パネル毎の作業を工程を進めていく間に1時間以上が経過しますので、

ご注文いただいた層を形成するまで「塗り込み⇒拭きあげ⇒確認」を繰り返します。

 

 

この度は、4層コートのご注文を頂きましたので4周して9H被膜を形成していきました。

セラミックプロは層を形成する毎に施工が難しくなり、被膜の強度を身をもって感じられます。

 

(当店では、4層~最大層でご希望の被膜数で施工を承っております。

保護性能の観点から、メーカー推奨の最低数が4層~となっており、1層増えるごとに①光沢感と➁傷へのダメージリスクが少なくなります。)

 

 

4層目の施工が終わり1時間以上経過してから、最後にトップコートを塗布⇒拭きあげをして25°の室温で24時間乾燥させて完成となります。

 

トップコートは塗り重ねた9Hセラミックコーティング被膜を守り、更なる艶感を与えます。

 

 

全ての工程を終えた完成車両をご覧ください。

 

施工スタッフも毎回目を見張るほどの厚みのある艶感、滑ってしまうほどの触り心地がセラミックプロ特有の仕上がりとなりました。

 

 

スポット照明に映る… 一本の傷もない姿が美しいです。

 

 

グリルもすべて綺麗に仕上げさせて頂きました。

 

 

もちろんエンブレムも…

 

 

 

LEXUS NX300h(Lサイズ)の4層施工で、価格は 324,500 円 にて施工させて頂きました。

 

新車の場合は、同サイズで 242,000円、屋外保管車の同サイズでは 346,500 円です。

( ※ ウインドウガラスの全面コーティング施工が価格に含まれております。)

施工価格はお車のサイズと状態により異なりますので、お気軽にお問合せを下さいますようお願いいたします。

 

 

セラミックプロ施工には注意点がございます。

 

セラミックの主成分が塗装面に浸透し硬化しますので、薬品などでは除去できず、板金塗装で部分塗装する事が難しくなります。

ご留意下さいますようお願いいたします。

 

 

この度はセラミックプロの施工に加えて、ドア部分の凹みの修理(デントリペア)もご依頼いただきました。

 

 

デントリペアとは、ボディに出来たヘコミを特殊工具を使って直す技術で、板金塗装することなく修復する技術です。

塗装にダメージが無いヘコミの場合、デントの工具が入るスペースがあれば短時間で修復が可能です。

 

コーティング施工や、プロテクションフィルムの施工と合わせてご検討下さい。

( 施工価格は難易度、凹みの大きさによりますのでお問い合わせください。)

 

 

こちらも綺麗に修復完了いたしました。

 

 

 

ガラスコーティング、プロテクションフィルム、セラミックプロにデントリペア…

 

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